「よ、おはよー。お二人さん」
「おはよー、アキラ…朝から元気ね?」
「まぁな。体力はあるからな」
「おはよー。アキラ‼」
「リサも元気じゃん‼ってお前ら普通に通学いいのかよ?」
「私、モデル辞めたもーん」
「マジ?」
「私は続けてる」
「あぁ、それでなんかお疲れなのか。それって学業優先に引っかからないのか?」
「私の体力次第じゃない?倒れたり、成績悪かったりしたらアウトでしょうね」
「倒れるとかシャレになんねーぞ?(笑)おい、このままじゃ遅刻だぜ?いそがねーと!」
「ウソ?」
「マジ?」
「ウソでもねーし、マジだから。ほら、急げよ!」
――はぁ、若い衆は元気だね
「俺はコレから出勤するかぁ、行ってくるなー、ミヤコ!」
「行ってらっしゃいってあなたも急いでください!」
「アカネはいいのか?」
「創立記念日よ!」
久しぶりにケルリンが帰ってきた。ケルリン一家で…
ケルリンの嫁(♀)とケルリンの区別、つかない。ケルリンの子が可愛い‼ケルベロスだから頭は3つだけど小犬(?)だ。
アキラもアカネもアンもリサもぞっこんでいつも庭で遊んでいる。
ただ…食費が…。
「ケルリン申し訳ないが、チキョウで生活願えないか?走り回れるし。地球で存在が確認されたら、研究所行きか、銃殺だ」
「そうですね。キーになっているのは食費でしょう?」
――ズバリ正解
「まぁ、3匹も世話は難しいのが現状なんだよ。わかってくれるか?」
「チキョウの方が新鮮な生肉が食べれますからね。構いませんよ。我が子にも野生を覚えさせたいところですし」
そう言い、ケルリン家族はチキョウへと行った。
「ケルリン…もっと遊びたかったなぁ」と子供たち
「そんな年頃でもなくなってきているだろ?ケルリンも子育てしなきゃなんないんだよ。わかってあげようぜ」
――ケルリンにうちのバカップルのが感染していないことを祈ろう。ん?絶滅を逃れるには増えた方がいいんだよな。でもうちのバカップルのは…
「さて、進路はどうしよう?とりあえず理系してるけど…?」
「私は高校卒業したら適当な大学に在学しながら、バックパッカーやりたいなー」とアン
「私はどうしよう?理系でも文系でもいいんだけどなぁ?」とリサ
――悩める高校生。青春だ!
「今の就職率は理系がいい感じだ。理系の大学かなぁ?」
リサはネットですぐ調べる。
「うちもお前ら二人も親父には